【相続事例5】財産に何があるかよく分からない
ながさき住まいと相続相談センターでは
空き家や相続についての無料相談を行っています。
今回も、当センターの相続の相談のなかで、
特に多い事項について説明していきますね!
【財産が何があるのかよく分からない】
という方はいませんか?
親が亡くなった時に、
親の財産の種類や金額など詳しく分かるでしょうか?
それこそ、親が亡くなった時に、
・印鑑や通帳の保管場所
・葬儀に参列してほしい知人
・どんな保険に入っていたのか
など分かるでしょうか?
ほとんどの方が、亡くなった悲しみと同時に
故人について分からないことの多さに
呆然としてしまうのではないでしょうか。
財産に何があるか分からなければ、
遺産が確定しないので、
相続手続きが滞る可能性があります。
・金融資産であれば「取引内容のお知らせ」等を待つ
・不動産なら市町村に「名寄せ帳」の交付を申請する
・自宅にヒントがないか探す
※名寄せ帳とは、ある所有者がもっている不動産の一覧表
などの解決策はありますが、手間と時間がかかってしまいますね…
家族が悲しみの中、このような手間と時間をかけない方法が
相続発生前ならあります。
遺言書を作成しておくことは一つの方法です。
それと同時に「エンディングノート」を
作成しておくことをお勧めしています!
エンディングノートとは、
あなたが万が一のことがあった時に
伝えておきたい情報や
「考え」「想い」を
遺された人にメッセージとしてまとめるためのノートです。
・通帳はどこの口座があるか
・どんな財産があるのか
・保険はどんなのにはいっているか
・お葬式に誰をよんでほしいか
・どのような宗派なのか
・健康保険証などの保管場所
そして、大切なひとに残したい想いを
書くことができます。
相続人である子どもが2人いたとします。
長男に5000万円の実家の土地、建物を
次男に1000万円の預貯金を
と遺言書に財産の分け方が書いてあったとしても
次男がそれを不公平だと感じた場合
兄弟内で揉め事になるかもしれません。
なぜこのような分け方をしたのか
あなたの想いを残しておいた場合どうでしょうか?
「あなたたちのことは平等に愛している。
だけどうちは代々地主だから、長男に不動産は継いでほしい。
次男には1000万円しか遺して上げられないけど、これはお父さんとお母さんがこれまで贅沢をせずに
一生懸命貯めたなけなしの1000万円です。財産に差はついてしまったけど、親の愛情は平等で、
二人とも大事な子どもです。私は二人の親になれて本当に幸せな人生だった。お父さんお母さんがいなくなっても兄弟仲良くこれからの人生を歩んでください。」
このような内容が書かれていたとしたら、
次男はどう感じるでしょうか。
親の想いを知り納得するかもしれません。
このように、
私たちながさき住まいと相続相談センターは
争うことのない笑顔相続を目指して
日々取り組んでいます。
一度、ご家族のためにも相続について考えてみませんか?
エンディングノート(当センターでは笑顔相続ノートと呼んでいます)もご用意してお待ちしております!
担当 平山