【相続事例4】先祖名義のままになっている土地がある

ながさき住まいと相続相談センターでは、

相続や空き家についてご相談を承っています。

 

そのなかでも、当センターでも相続の相談の中で

最も多く問題になる事例について分かりやすくお話し

したいと思います。

今回は…

 

【先祖名義のままになっている土地がある】

 

場合です。

名義が先祖…つまり祖父や曾祖父になっていて

名義変更していない土地はありませんか?

 

<問題点>

相続が発生するたびに、名義を変更しなければいけない

という法律ありません。しかし…

 

例えば

父が亡くなり、相続した財産の中に

祖父名義の土地があった場合どうしたらいいでしょうか?

 

・祖父が亡くなった当時、相続人だった妻である祖母や父の兄弟が

父の名義にしてもよいと同意した内容の文書(遺産分割協議書)を

みつける

 

・祖父が亡くなった当時の相続人(亡くなっていたらその子ども)

に一人ずつあたり、父の名義にしてもよいという同意をしてもらう

 

上記のことをしない限り、

父の相続財産が確定しないという問題が起きます。

 

遺産分割を成立するには、相続人全員の同意(印鑑)が必要になり

祖父、曾祖父…になってくると、相続人の人数もどんどん多くなってくるため、

全員の同意を得るのは相当の手間と時間がかかる可能性があります。

例えば、相続人が行方不明になっていたり、海外に住んでいたら、

大変になってきますね!

 

<解決方法>

相続発生後なら…

相続手続きに必要な人を探し、

当時に遡り一人ひとりに同意を得て

遺産分割を処理するしかありません。

 

相続発生前なら…

・今のうちに真の所有者に名義変更しておく。

・いつでも真の所有者に名義変更できるように

 書類を揃えておく

 

このようなことを、早めにしておくことは

ご家族のためにも大切な事だと思います。

 

「法制審議会(法相の諮問機関)の民法・不動産登記法部会は人口減少などによって所有者が分からない土地が増えている問題に対処するための中間試案について協議した。所有者が死亡した土地の相続人に登記を義務付け、罰則も設けることで一致した。

というニュースも出ていますね!

 

この機会に一度考えてみませんか?

 

ながさき住まいと相続相談センターでは、

相続と空き家の無料相談を行っています。

お気軽にご相談ください。

 

担当 平山